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Statement
瓦礫の再生という概念を立体的に表現することを通じて、作家は人間の視覚と記憶の曖昧さ、そして主観性について深く探求しています。作家の作品は、一見無秩序に見える瓦礫の中から、新たな秩序や意味を見出そうとする試みであり、同時に人間の知覚と認識の複雑さを象徴しているのです。
さらに、作家の作品には、他者によって破壊されても、美しく再生していけるという強いメッセージが込められています。これは、人生における困難や挫折に直面した際の回復力や復元力の重要性を示唆しているといえるでしょう。作家は、瓦礫の再生という表現を通じて、人間の持つ内なる強さと美しさを表現しようとしているのです。
エレン・アルトフェスト(ELLEN ALTFEST 1970~)が述べているように、ARTには「崇高な何かへ繋がる」力があります。作家は、この「崇高」という概念を具現化するために、脳内に蓄積された視覚的情報を統合し、時にはフィルターをかけ、さらに分解するプロセスを経て、抽象化または具象化という形で表現しています。
人間の色彩認識は非常に曖昧であり、個人の主観に大きく依存しています。人が色を識別する視覚神経とは実に非常に曖昧なものであります。実際、色は電磁波の波長の一つに過ぎません。それを目が受け取って脳に送ることで、脳が解釈した結果、色が見えます。脳は送られてきた信号を元に世界を再構築しているといわれているのです。さらに、目には盲点と呼ばれる光を感じられない部分があり、脳がその情報を補完しています。つまり、世界の見え方は人それぞれ異なっているといえます。
作家の作品は、人間の視覚と記憶の不正確さ、そして作家自身の主観が織り交ぜられたものです。鑑賞者がさらに自身の主観を加えて作品を解釈することで、新たな情報が生まれ、やがてそれが「崇高な何か」へと繋がっていくのではないでしょうか。

ART WORK
「人生とは自分を見つけることではない。
自分を創ることである。」
George Bernard Shaw (1856-1950)
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Artist
Rie Nonaka
1978年 宮崎県出身 東京都在住
2021年より制作開始。
アルコールインクアートに出会ったのをきっかけに本格的に制作活動を始める。その後アクリル絵の具を使用したキャンバス作品を中心に製作。
時折レッスンなども行っている。2023年より立体作品も製作開始した。
<EXHIBITION>
2021年9月 イタリア ミラノM.A.D.S 「DE.MO」 グループ展
2021年11月 東京 代官山 「絵のある生活」 グループ展
2022年1月 東京 ギャラリーくぼた 「新春現代作家小品展」 グループ展
2022年1月 フランス パリ 「art3f」 アートフェア
2022年3月 東京 麻布十番「flap」 初個展
2022年7月 神戸 GALLERY北野坂 グループ展
2022年8月 Independent Tokyo2022
2022年8月 東京 代官山 「In Bloom」 グループ展
2022年11月 東京 宮の坂「夢に漂う」個展
2023年5月 東京 代官山 「雨月の森」個展
2023年9月 東京 若林「ambition」二人展
